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SilverStone発1000W SFX-L電源の話

SilverStone EUツイッターからなんと容量1000WのSFX-L電源(仮称SST-SX1000?)の話が出ました(自分はSilverStone JPさんのツイート経由で知りました)。
この話がめっちゃ刺さったので感想をまとめます。

最強のGPUが小型ケースに入るサイズでやってきたぞ!でも消費電力が……

この電源が解決する状況を一言でまとめるとこの章題になります。
先日の日記で「A4-SFXに載るRTX 3080が出たぞ!」と喜んだのもつかの間、Gigabyte GeForce 3090 TURBO 24GEVGA GeForce RTX 3090 XC3シリーズのように、A4-SFXに載るRTX 3090まで出てきました。

wrongwrong-pc-parts.hatenablog.com

一方、このRTX 3080/3090は消費電力が非常に高かったのです。

RTX 3080/3090の消費電力はヤバい

以前から界隈では散々話に上がっていることですが、RTX 3080/3090の消費電力はヤバいです。
どれ位ヤバいかというと、前世代の頂点たるTITAN RTXがグラフィックス カード電力280Wの所、RTX 3080が320W、RTX 3090が350Wと、それぞれその消費電力を上回ってきています1
現時点での最上位一歩手前のカードですらこれというのは相当です。

これまでのSFX電源じゃ容量が足りてない

そんな電力食いのRTX 3080/3090のシステム電力要件は750Wとされています。

この数字はこれまで市場に出てきたSFX/SFX-L電源の容量としては限界に近く、例えば自分が知る限りこれまでで最大容量のSFX電源SilverStone SST-SX800-LTIで、その容量は800Wでした。
10万円を超えるようなグラボを買っちゃう人間のPCは大概高性能なCPUとメモリ、SSD、多くのケースファンや周辺機器をつないでいるもので、800Wでは余裕が有ると言えないでしょう。

下手をすればゲームをするだけでも不安定になるかもしれません。
3スロットを占有するような冷却マシマシ/クロック盛り盛りのカードを使おうものなら状況は更に悪化します。

RTX 3000シリーズ以前よりSFX/SFX-L電源の最大容量は不足気味でしたが、その登場によってより多くの人間が電源容量不足に悩まされることになったのは確かでしょう。

そこに出てきたのが今回の1000W SFX-L電源の話

このような状況で出てきたのがこの1000W SFX-Lの話なのです。
小さいケースにありったけを詰め込もうにも、これまでは電源容量の制約により性能を妥協せざるを得ませんでした。

この製品が出てくればその壁が1つ取り払われることになります。
何にしても正式発表・発売が待ち遠しいですね。

まとめ

ということでまとめると以下のようになります。

  • RTX 3080/3090は電力をバカ食いする
  • これまでのSFX/SFX-L電源の(恐らく)最大容量の800Wでは供給が追い付かない可能性も
  • この状況で1000W SFX-L電源が出てきたのは小型ハイエンドを目指す人間にとって朗報中の朗報

1000W SFX-L電源は小さいケースにありったけを詰め込むのが好きな人間に対して色々な選択肢を提供してくれるということで、めっちゃテンションが上がったという話でした。

どうでもいい補足

RTX 3080/3090のシステム電力要件は前世代から増えた消費電力以上に伸びていますが、これは想定しているCPUが変わったからみたいですね。 GeForce、消費電力爆上げしなきゃ性能が出ないって大丈夫なの?」という疑念は消えませんが……。


  1. グラフィックス カード電力という表現、及び消費電力はそれぞれ公式サイトに倣いました。