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MacのChromeがしばしばプチフリーズする問題を緩和したメモ

TL;DR

  • 以下の手順を行った所マシにはなった
    1. 視差効果を減らすをOFF
    2. chrome://flagsImmersive Fullscreen ToolbarをON
    3. Chromeを再起動
  • ただし、どれがどう有効だったかは不明(そもそも上記の対策が有効だったかも不明)
  • フリーズはしなくなったが、何かしらの問題はまだ残っていそう

以下、状況とやったことのまとめです。

状況

起きた症状

特にスワイプによるウィンドウ切り替え直後にプチフリするようになりました。
また、このプチフリが起きる際、最小化したChromeウィンドウが勝手にデスクトップへ出てきてしまうようになりました。
フリーズする際には、テキスト入力エリアやメニューバーが高速で明滅するなど、前述の症状と合わせて、何かフォーカスが暴走しているような印象が有りました。

多くの場合、デスクトップを表示することで、このフリーズは解除できました。
ただし、最悪Macの動作全体が重くなり、再起動せざるを得なくなる場合も有りました。

フリーズしたり、ウィンドウが勝手にデスクトップへ出てきてしまう症状はChrome使用時で顕著でしたが、それ以外で発生し得ないものだったかまでは確認できていません。
加えて、Chromeそのものが悪いのか、何かの悪影響を受けているのかまでは確認できていません。
アクティビティモニタでこの症状が起きた際の状況も見ましたが、WindowServerやAssistiveControl、コントロールセンターといったプログラムの使用率が特に跳ね上がっているようでした。

幾らか検索してみましたが、このような症例を踏んだ方は探し出せず、完全におま環な問題に見えました。

環境

  • 14インチMacBook Pro 32GB
  • macOS Ventura
    • (後述の通りSonomaに更新しても効果無しだった)

周辺機器・ソフトウェア他

症状の原因になっている可能性が有る(自分が疑っていた)機器・ソフトウェアなどです。

  • StarTech USB 3.0 - デュアルDisplayPort変換ディスプレイアダプタ USB32DP24K60
    • こちらの記事で紹介した、USB接続でMacの制限以上にディスプレイ出力できる機器
    • 日頃から直接1 + ディスプレイアダプタ2 + 内蔵1の4ディスプレイ運用
    • 外部ディスプレイの解像度は全てFHD
  • Karabiner-Elements
  • Chromeの複数のプロフィール利用

やった対策

試行錯誤の中で改善したため、正直何がどのタイミングで効いたか分からない部分が有ります。
一応冒頭に書いた内容をやった後から一気にマシになったため、その辺りが関係している気はしています。

効果が有ったかもしれないもの

ここに記述するのは、症状が緩和する直前に変更したオプションです。

視差効果を減らすをOFF

自分は長い間視差効果を減らすをONにして使っていましたが、ウィンドウ切り替えのタイミングに関係するオプションということでOFFにしてみました。
したタイミングでは特に効果が無いようでしたが、その後弄ったオプションは関係無さげなのに症状が改善したため、このオプションが最も怪しいと思っています。

chrome://flagsImmersive Fullscreen ToolbarをON

これに関しては本当に関係無さ気に見えるオプションです。
ONにしたきっかけも、関係の無さそうな問題に対する回答をダメ元で試したに過ぎません。
このオプションによってタブ周りの何かを迂回したとかは有るかもしれませんが……。

ただ、これを有効にした上でChromeを再起動した所問題が大幅に緩和されたため、一応記載します。

Chromeの再起動

上記2手順の後にChromeを再起動した結果、症状が大幅に改善しました。
これで改善した理由として、以下のような推測を立てています。

  • 設定変更前に既に起きていた異常がクリアされ、設定変更によって異常が出なくなった
  • Chromeがアップデートされ、異常が出なくなった

効果が有ったか分からないもの

上記手順よりさらに前に弄ったものの効果が見えなかった(ただしChromeの再起動前に行っていた)内容です。

ディスプレイアダプタに繋ぐ機器を減らす/リフレッシュレートを下げる

DisplayLink ManagerのCPU使用率が常時2桁%以上と高く見えたため、ディスプレイアダプタに繋ぐディスプレイ数を2枚から1枚に減らしました。
その場ではそれほど効果を感じませんでしたが、少なくともアクティビティモニタ上のCPU使用率は1桁%前半まで下がったため、その意味では効果がありそうでした。

また、これをやったタイミングで、外部ディスプレイ3枚のリフレッシュレートも120(直接) + 60・60(ディスプレイアダプタ)から60・50(直接) + 50(ディスプレイアダプタ)に下げました。

入力ソースからABCを消す

ABCが入力ソースに存在していると重くなるという噂を見かけたため、以下の手順で消しました。

効果が無かったもの

やった後でPCの再起動までやりましたが、効果が無かったものです。

macOSのアップデート

VenturaからSonomaへのアップデートは行いましたが、効果は有りませんでした。

リリースノートにパフォーマンス改善と有ったため、1.9.0から1.10.0に変更しましたが、効果は有りませんでした。

Karabiner-ElementsMacのデバイスに適用しない

重くなる的な噂を聞いたのと、キーボードが何か暴走している説が有ったため無効化しましたが、一切効果有りませんでした。

最終的な状況

頻繁にフリーズするような状況は無くなりましたが、スワイプでウィンドウを切り替えた直後に別のウィンドウへフォーカスを奪われる症状が新たに出るようになりました。
つまり、完全に解決したとは言えず、あくまで緩和したという状況です。

常用できないほどの状態は脱した為一旦調査は打ち切りましたが、より改善するようなことが有れば続報を書くつもりです。