StarTech USB 3.0 - デュアルDisplayPort変換ディスプレイアダプタ USB32DP24K60
を使って4ディスプレイ環境を構築した話を書きます。
StarTech.com USB 3.0 - デュアルDisplayPort変換アダプタ 4K/60Hz対応 USB 3.0 (5Gbps) USBデュアルモニタ対応アダプタ USB32DP24K60
- 発売日: 2018/06/28
- メディア: エレクトロニクス
TL;DR
M1 Mac 2020
はディスプレイ2枚(= 内蔵ディスプレイ + 1枚)にしか出力できないUSB
接続でディスプレイに出力できるデバイスなら3枚以上のディスプレイに出力できるUSB
接続とThunderbolt
接続は両立可能- 特にDisplayLinkドライバを用いる製品では成功報告多数
本文
会社で支給されていたMacBook
が壊れた結果、代替機としてM1 Mac
(MacBook Pro
)を使うことになりました。
一方、自分は主に3枚のディスプレイで開発するスタイルを長く続けているため、外部ディスプレイが1枚しか繋がらない状況は不便で仕方ありませんでした。
ということで、何とかして3枚以上のディスプレイをつなぐ環境を構築しようと思い立ち、やってみました。
買ったもの
冒頭にも貼りましたが、こちらのブログで紹介されていたStarTech USB 3.0 - デュアルDisplayPort変換ディスプレイアダプタ USB32DP24K60
を買いました。
StarTech.com USB 3.0 - デュアルDisplayPort変換アダプタ 4K/60Hz対応 USB 3.0 (5Gbps) USBデュアルモニタ対応アダプタ USB32DP24K60
- 発売日: 2018/06/28
- メディア: エレクトロニクス
必要だった作業
USB
ハブ経由で機器とディスプレイを接続した上で以下3ステップを実行することで、4ディスプレイ環境が構築できました。
- 公式からドライバを落とす
- 環境に合わせたドライバをインストールする
- DisplayLink Managerを開く/権限を設定する
1. 公式からドライバを落とす
上記ページにアクセスし、少し下にスクロールするとドライバのダウンロードを選べるため、そこから環境に合わせたドライバをダウンロードします。
今回はMac
にインストールするため、画像上から2番目の「[displaylink] mac usb display adapter.zip」を選択しました。
2. 環境に合わせたドライバをインストールする
ダウンロードしたzipファイルを解凍すると、以下のようにmacOS
のバージョンごとのドライバが出てきます。
今回作業したMac
のバージョンは11.1でしたが、11.0のDisplayLink Manager Graphics Connectivity 1.2.pkg
を選べば問題なくインストールできました。
3. DisplayLink Managerを開く/権限を設定する
インストールが終わったらアプリケーションからDisplayLink Managerを開きます。
初回は画面収録権限が無いということで、権限設定画面が出てきます。
ここで権限を与えることで、ディスプレイ接続が機能するようになります。
まとめ
ここまでの設定で、「内蔵ディスプレイ + Thunderbolt
接続ディスプレイ + USB
接続ディスプレイ2枚」の合計4ディスプレイ環境が構築できました。
まだ数時間しか利用していませんが、特に使い心地や動作で困ってはいません(まあ繋いでるのがFHD3枚なので、それほど高負荷にならないというのはあると思いますが)。
また、有料動画コンテンツが視聴できなくなるなどの不具合が報告されている点は注意が必要かもしれません。
追加するディスプレイが1枚でよかったり、DisplayPort
接続が嫌だったりする場合は別の製品を利用するのがいいと思います。
同じStarTech
製品であれば以下から検索もできます。
環境
一応ですが、利用しているものの環境をまとめます。
M1 Mac
利用しているのはMacBook Pro (13-inch, M1, 2020)
で、バージョンは11.1
です。
ディスプレイ
外部ディスプレイとしては以下の3台を利用しています。
中央のディスプレイはThunderbolt
で、それ以外はUSB
で接続しています。
- 中央:
acer XB253QGXbmiiprzx (Predator XB3)
- 左側:
acer KA242Ybmix (KA2)
- 右側:
LG 22EN43V-B
外観は以下のような形になっています。 wrongwrong-pc-parts.hatenablog.com
参考にさせて頂いた記事
感想
最初は「DisplayLink Managerを開いて権限を設定する」というのが分からなくて詰んでました、、、
実は「1ポートの製品で目標は達成できる」と気付いたのが購入後だったのでちょっとがっかり感有りましたが、ともあれ人生初の4ディスプレイ環境を手に入れてちょっと興奮しています。
M1 Mac
の方は、性能面は非常に満足していますが、Rosetta2
起因?の妙な引っ掛かりがあるのと、Docker
周りでトラブルが多いのが難点です。
ソフト面のサポートが進んでいくことが待ち遠しいですね。